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ロシア軍ウクライナ大規模原発攻撃、制圧に対するコメント掲載(2022年03月08日)

ロシア軍がウクライナ南部ザポロジエ原発を攻撃、制圧した事に対する勝田教授のコメントが共同通信より配信され各紙に掲載されました。(画像:北海道新聞※会員限定記事)

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勝田教授コメント

外国の攻撃 想定外
近年は、非国家主体によるテロから原発をいかに守るかが重視されてきた。ある国から他国の原発への攻撃はあり得ないとの前提があったことの裏返しだ。それだけにロシア軍の行動には驚いている。ロシアが計画的に原発を制圧したのだとすれば、電力の供給源を掌握したことをアピールし、ウクライナとの交渉材料に使ったり、ウクライナ側の士気を下げたりする狙いがあった可能性がある。放射性物質が拡散する大規模な事故が起こればロシア側も被害を受けるので、普通に考えれば原発そのものを破壊することはないだろう。だが占拠は、それが可能だというメッセージにはなり、怖さがある。原発が外部の人間に制圧されたことは、これまでの原発防護の在り方を覆すものだ。原発を持つ国々は、ウクライナのザポロジエ原発が今回、どのような攻撃を受け、侵入ルートや警備体制がどうだったかなどを情報共有し安全規制を検証する必要がある。