市民社会と科学技術政策研究所

POLARIS  (POlicy LAboratory for Research on CIvil Society and Science &Technology)

この研究所では、最新の科学技術政策が及ぼす市民社会への影響を研究し、望ましい未来社会の在り方について提言を行います。

This lab conducts research on the effects of the latest science and technology policies for the civil societies and makes proposals to the public regarding the nature of desirable future societies.

挨拶に代えて


今を生きる私たちは、本当に、科学やテクノロジー、そしてそれを推進する政策の本質を見抜き、使いこなしているでしょうか?

その結果、私たちは今、幸福でしょうか?

 

この研究所では、私たちを取り囲む科学技術と、その中心にいるはずの人間との関係について実践的に探求します。

科学技術は、私たちが十分に理解するスピードよりも速く拡大を続けているようです。例えば情報通信科学、AI(人工知能)、生命科学など。そのため、それらに必要な制度や倫理について十分な議論がされているとはいえない状況です。

 

もちろん、背景にはいまだに古くからの様々な巨大科学技術や軍民両用技術が存在しており、その扱いも十分という訳ではないのですが...。

 

一方、日本政府は「科学技術立国」という名目で積極的にいろんな政策を続けています。しかし彼らの提示する夢の政策は十分にその機能を果たしているのか、これもまた、十分に検証されているとはいえません。

 

この状況の中、次々と与えられるこれらの科学、技術、そしてその政策に対し、私たちは無反応なままでいるべきでしょうか、もしくは過剰に反応するべきでしょうか?

この研究所では、現代の科学技術に対し、夢だけを語ることはしません。同様に、恐怖だけを語ることもしません。現実を見つめ、その利用についての自覚と責任を私たちが持つことを目標とします。

 

それはきっと、微視的な科学技術やその政策の情報に振り回されないための、人間社会にとっての巨視的な達成目標を―まさにPolaris(北極星)のように―私たちに与えてくれるでしょう。

 

われわれはどんな方法でわれわれに必要な科学をわれわれのものにできるか     

宮沢賢治より

そして高木仁三郎より

 

2017年3月24日
POLARIS代表

勝田忠広

[代表]

勝田 忠広(かつた ただひろ)

明治大学法学部 教授
専門は原子力工学、原子力政策。

現在の研究テーマは使用済核燃料管理、プルトニウム処分問題。
1997年広島大学大学院卒業(工学博士)、2009年より現職。
近年では、原子力規制委員会の原子炉安全専門審査会委員、

核燃料安全専門審査会委員、発電用軽水型原子炉の新規制基準に

関する検討チームメンバー、核燃料施設等の新規制基準に関する

検討チームメンバー等を務める。

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